◆ミニマリストと財布との葛藤
~牛若丸と弁慶が始めて対決したときの話~
弁慶は強固な鎧を身につけ、背中に弓矢、両手に槍、腰には刀とたくさんの武器をもち、どんな攻撃にも対応できる状態だった。
一方牛若丸は何の防備もしておらず、武器といえば、扇子1枚のみだったとか。
弁慶は、弓を放ち、槍をなげ、刀を振り回したが、牛若丸は身軽な体でヒラリヒラリとかわし、あっという間に弁慶に近づいて扇子で頭をぽんと叩いたそうな。
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この話は、まるで、いろいろ心配になってたくさんのモノを買い込んでしまう現代人を表したような話ですね。
心配だからとたくさん持つ、だけどたくさん持つことが逆に弱点を作ってしまう。皮肉なものです。
今日は私の実体験から、似たような話をひとつ紹介します。
かつての私は非常に心配性で、冒頭で話した弁慶のように財布にあらゆるものをいれて持ち運んでいました。
名刺、小さなボールペン レシート コンビニの電子マネー ポイントカード、、、
いざというときため、財布ひとつあればどんな状況にも対応できる!それがモットーの財布構成にしていました。
しかしあるとき事件が起きます。
財布を失くしたのです。
財布の中には、当然キャッシュカードや、クレジットカードもあったので直ちに紛失の対応をしなければなりません。
免許書なども再発行をしなければいけないので、とにかく大変です。
しかし一番困ったことは、財布の中に何が入っていたかを把握できていなかったことです。
クレジットカードは何を何枚いれていたのか?
キャッシュカードは?どこの会社のものを何枚?
カードの使用停止の手続きをしようとしても、自分自身の財布の状況をまったく把握できておらず、大変なことに。。。
結果的には、友人の車の中に置き忘れており、最悪の事態は免れましたが、
それ以来財布の中には最小限のものだけを入れるようにしました。
現在財布の中に入れている中身↓↓
免許書
キャッシュカード 1枚
クレジットカード 1枚
マナカ(交通電子マネー)
ETCカードや、保険書や美容院などのポイントカードは、その都度財布に入れるようにしています。
いろんなものを入れたくなってしまう財布ですが、以下のことを気をつけることができれば、中身を軽くすることはかなり楽になります。
<すべてのポイントをとろうとしない>
ポイントカードはいまや膨大な量が出ています。
100円で1ポイントが多くのポイントカードですが、1年間貯めても、人生が変わるほど大きな金額にはなりません。
それよりも、財布の中を少なくし、すっきりさせているほうが資金の管理をでき、無駄な浪費をなくせる。
そのほうがよっぽどメリットがあります。
<クーポンは即捨てる>
割引券は後ろ髪惹かれるようなものですが、金額はせいぜい100円とかそんなものです。
本当にほしいものではなく、割引ありきでモノを買おうとしてしまうので僕は即刻すてます。
本当にほしいもの、食べたいものは、値段に関係なく食べたいもののはず!
牛若丸のように、じつは、たったひとつのことですべてことは足りる
そんな暮らしを目指してがんばります!
◆ミニマリストとApple製品
僕も、その例外ではなく、iPhoneとMacbookを持っています。
ただ持っている機種は最新型ではなく、iPhoneSE Mackbook Air 11インチと旧型をあえて愛用しています。
ここにはいちおミニマリストとしてのこだわりがあります。
それは機能の断捨離。
いくら大好きな製品とはいえ、決して安い買い物ではないのがパソコンやスマホです、
機能を持て余すくらいなら型落ちで安いものを選ぶという考えと、
ハイエンドの機能を求めるよりも、コンパクトで小さいものを選ぶというのがこだわりです。
今日は、自分が持っているApple製品について熱く語っていきます。
iPhoneSE 16G
一番低価格、そして一番小型のiPhoneがiPhoneSEです。
最新機能であるFace認証も3Dタッチもワイヤレス充電も僕にとって必要ありません。
ゲームもしないので、性能も高くなくて良い。
何より大事なのは、小さいこと。
だからiPhoneSEがすきです。
画面が小さいという指摘もありますが、画面の大きさを求めるならiPadにするべきでは?
iPhoneに関してはとにかくポケットにいれ形態すること、片手で操作できることが重要だと考えています。
かつてはiPhone6を使用していましたが、結局iPhone5のデザインであるSEへと戻ったのは、
片手で操作しにくい点にありました。
時にはソフトとしての性能よりも、「小さい」というハードとしての特徴の方が便利なこともあるのです。
ちなみにストレージの容量ですが、最小の16Gを使用しています。
これは、余分なデータを持たず、定期的にデータの断捨離をするという癖付けのためです。
Macbook Air 11インチ(2014)
Retinaディスプレイに憧れはあるもののスペックのバランスとサイズ感から未だにMacbook Airを使用しています。
画面が小さいというのがこの機種の弱点ですが、
外付けの外部ディスプレイがそれを解消してくれました。
家の中の作業で優先すべき事項は、なによりも、操作性
外出先で優先すべき事項は、軽くて小さい形態性
両方に共通にして必要なのは、どんな作業にも使用可能なスペック
そのバランスがもっとも良いマシンがMacbook Air11インチです。
小型であってもメモリは8Gでインテルcore i5で動画編集にも問題なく使用できます。
サイズだけであれば、Macbookの12インチが候補にあがりますが、
CPUの性能をcore i5にすると、15万円ほどになり、 同スペックのMacbook Air11インチよりも3万円も高くなります。
発売当初から何度も購入を検討しましたが、
Retinaディスプレイとサイズが少しだけ小さいだけで3万円も金額があがり、
さらにUSBポートがタイプCのものが1つだけという不便さでは、バランスが悪すぎる!という結論になりました。
Macbook Airは小さいのに力持ち、機能的でありながら美しいので本当に大好きです。
残念ながら11インチのモデルは現在は生産中止ということなので買い替えの際は Macbook12インチにするか悩みますが、
しばらくは、このMacbook Air 11インチ にがんばってもらいたいと思います
いかがだったでしょうか?
大は小を兼ねるという言葉がありましたが、現代は、小が大を兼ねる時代になりました。
大きいものを小さくすることはできませんが、小さいものは工夫をすれば大きいもののように使えるものになるのです。
◆ミニマリストでも断捨離できなかったモノ
モノを減らすことがいくら、身軽で自由といっても、生活が不便では意味がありません。
そもそもミニマリストになることが目的ではなく、
人生をより楽しく幸せに生きるために余計なものを排除するということが
目的だったはず。
今回は、快適に暮らすためには、断捨離できなかった家具に絞って話をします。
結論から先に言うと “ベッド 机 椅子” この3つに関しては、断捨離することができませんでした。
というか、この3つに関しては、家の中で頻繁に使用するものなので、むしろ質のよいものにしています。
ひとつひとつ解説していくと
◆ベッド
家の中でもっとも多くの時間を過ごす場所がベッドになると思います。
ベッドはスペースをとるので無いほうがいいという意見もありますが、
人生の3分の1を不快に過ごすわけにはいきません。
また体調を崩したときに痛感しましたが、やはり、マットレスのやわらかさは弱った体には必要です笑
◆机と椅子
これに関してはセットで考えています。
私はパソコンで長時間作業することが多いので、絶対的に机と椅子が必要です。
しかし必要以上の数もスペースも必要ではないので、一人用として快適に使用できるものを選んでいます。
机はテーブルではなく、デスク。椅子に関してはソファーではなく、ワーキングチェアです。
来客の場合、対面で座って食事やお茶をしたい気持ちもありますが、横並びで話をしたほうが、新密度が増すという結果もあります。
強引にいえば、二人で1人用を使用しても少々狭いことを我慢すれば、問題ないということです。
ただし恋人などに限る!笑
いかがだったでしょうか?
こうして合理的に部屋を考えていくと ビジネスホテルが、僕にとって理想の形だという結論になりました。
ものは最小限でありながら、不便さは一切ない。
一日部屋の中にいても快適過ごすことができ、寝るためだけに帰ってきても十分にメリットがある
合理性を追求した部屋作り。
だから、ビジネスホテルならば必ずあるベッドと机と椅子という組み合わせは
僕にとって至極当然の選択肢なのかもしれません。
◆ミニマリストになるために断捨離したもの
6年前 私は、「ミニマリスト」という言葉よりも先に「断捨離」という言葉に出会い、ものを捨て始めました。
当時は、ノマドという言葉が流行っていて、トランク一つで世界中どこへでも移動できる生活スタイルをめざし、必要ないモノをとことん捨てました。
今日は、そのときに断捨離したものを理由も合わせてご紹介いたします。
【車】
学生時代に購入したものの、維持費を稼ぐために仕事をしているのでは?と思うほど出費がかさんだので思い切って断捨離。
大きいものを処分した開放感と固定費を大幅に削減できたことで、とても精神的に軽くなりました。
その日以来6年間車は一度も所有していません。
【テレビ】
ネットがあれば今の時代どんな情報へもアクセス可能です。
そもそも面白い番組がやっていないし、周りでも昨日のテレビの話題をしている人はほとんどいません。
自分の貴重な時間を確保するために断捨離。
もう6年テレビがない生活ですが、不便に感じたことはありません。
【電子レンジ】
冷凍食品は体に良くないのでもともと買わなかったので、使用率は高くありませんでした。だいたい1日のうちに10分も使用しないものなのに場所を取るなんて、迷惑なやつ!笑ということで断捨離。
【炊飯器】
白米は体によくないという理由を聞き、断捨離しました。
お米をたべないことになるので、日本人のアイデンティティーを捨てたような気持ちでしたが、慣れれば、お米を食べなくてもまったく問題ありません。
もしも、お米をどうしてもたべたいときは、鍋で玄米を炊いています。
【掃除機】
床がフローリングのため、ホコリは吸い込むよりもふき取るほうが早いし、きれいになるので必要がありませんでした。
掃除機は、不恰好な上場所も取るので、無くなるととても部屋がすっきりしました。
【収納棚】
収納があれば当然ものが増えます。笑 そこであらかじめ部屋の備え付けの収納だけでやりくりするルールにし、断捨離。
しまっておく場所がないので強制的にモノを捨てることになります。
なかなか捨てることができないという人はお勧めの方法です。
【オシャレな食器】
一人暮らしをする際に来客用にオシャレ食器を購入。
でもそもそも来客ってそんなに頻繁にあることではないんです。
食器がないならば、フライパンでたべてもいいし、なければ紙皿を買ったり、ないなりに工夫できるものです。
【思い出のお土産】
思い出の物は、モノ自体に価値があるのではなく、モノを通して過去を思い出す役割が本質かと思います。
部屋の整理をするたび、「ノスタルジックな気持ちになるだけで、実際のモノ事態に魅力を感じているわけではありません。
そこで、すべてスマホで写真データにして、モノ自体は捨ててしまいました。
大事なことは「懐かしい」と感じることなので実は、そのモノ自体は必要ないのです。
【ティッシュペーパー】
便利さ故に使いすぎてしまうのがティッシュペーパーです。
チリも舞うしエコではないので買うのを止め、今は、ハンカチや付近で対応しています。
おかげでゴミもへり、少しだけですが、節約にもなりました。
【本とノート】
本もノートも、人生をよりよくするために読むものです。ただし持っていることで人生が変わるわけではなく、自分の気づきを実践することで初めて人生が変化します。
そう考えたら、いつか読むかもしれないというための本やノートは意味が無いと感じました。
本ならまた買えばいいですし、ノートでも本当に重要なことは頭に入っているはず。
忘れてしまうくらいことなら、そもそも重要ではないのです。
【iPad】
ガジェットは僕の大好物ですが、タブレットは、無理して使っていることに気がつきました。結論iPadでしかできないことなど一つもなかったのです。iPhoneが画面を大きくしただけで、性能はPCほどありませんし、携帯性は皆無です。
持っていればかっこいいというだけで必要性を感じなかったため断捨離。
そのほか 断捨離したものは細かくあったと思いますが、ざっと理由を思い出せるものはこれくらい。
つたない文章ですが、皆様のミニマリストな日々に貢献できれば幸いです。